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GREETING

理事長 挨拶

第51代理事長

松野 達也Tatsuya Matsuno

入会年度
2014年度
勤務先
有限会社アイシーランド・マツノ 代表取締役

平素は一般社団法人吉野川青年会議所(吉野川JC)に格別なるご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。

はじめに
私が吉野川青年会議所に入会し、10 年が経ちました。当初は青年会議所の運動が何かもわからず、先輩の背中だけを夢中で追いかけてきました。その時は自分には責任感もなく何よりもメンバーと共有する時間が「楽しい」というだけで行動してきました。そして、LOMの委員長、副理事長そして徳島ブロック協議会への出向という役職を経験させていただき、いろいろな方と出会い、そして同じ目的を持って行動することにより、「楽しい」だけではなく、「この地域を何とかしたい」「自分たちは何ができるのか」と真剣に考えるようになりました。
創立50 周年の節目を迎えた吉野川青年会議所は地域の皆さまと、先輩方によって地域への熱いおもいを持って協力して育ててこられました。私は次の60 年、そしてその先へとバトンをつなぎ、吉野川青年会議所の魂を脈々と受け継いでいかなければなりません。そのためには、先輩方が作りあげた伝統と信頼を引継ぎ、多様な個性が調和する新しい時代を築いていく必要があります。いままで積み重ねてきたものをしっかりと踏まえ、新しいことにもしっかりとチャレンジしてまいります。
50 周年を迎えて
本年、吉野川青年会議所は昨年創立50 周年という節目の年を迎えました。今後の私たちの意思を表明するものとして「一般社団法人吉野川青年会議所創立50 周年宣言文」そして、これからの私たちの活動方針となる「YOSHINOGAWA VALUE 」を発表させていただきました。50 周年を機に団結したメンバーの指針となるようメンバー間で共有し、運動を展開してまいります。
地域の個性と魅力を調和するまちづくりを推進する
2020年からの新型コロナウイルス感染症流行の影響で、数年間私たちのまちづくり事業も中止、縮小、など、対面でできる機会がほとんどなくなってしまっていました。しかし、昨年度途中からは制約もほとんどなくなり、対面での活動がおこなえるようになりました。
私たちの活動エリアは、阿波市・吉野川市・石井町と2 市1 町であり、活動範囲も広く、その分、それぞれの市町が個性的であり、またとても魅力的であります。それぞれのまちで活動している団体は多数ありますが、この22市11町で広く活動しているのは私たちだけではないでしょうか。それぞれのまちの魅力をしっかりと調和させ、吉野川青年会議所にしかできないまちづくりに取り組んでまいります。
情熱を持ち信頼されるリーダーを育成する
青年会議所はメンバーみながそれぞれの仕事や、地域の中でリーダーシップを発揮しなければいけないと考えています。そのためには、メンバーがしっかりと地域の中で情熱を持って積極的に活動し、その中で周りの人々から信頼を得ることが重要です。私たちは青年会議所活動を通して地域の皆さまと信頼関係を構築し、地域の真のリーダーとなれるよう育成してまいります。
地域の未来を担う青少年を育成する
私は持続的に地域をよくしていくためには、地域の未来を担う子どもたちの育成が重要だと考えます。子どもたちが将来、地域への関わり方はたくさんあると思います。地元で就職し、地域で住み暮らす。社会にでてからU ターンで帰ってくる。県外、国外で働き、仕事を通じて地域に貢献する。言葉では書ききれないくらいたくさんの関わり方がありますが、どのように関わっていくとしても必要なのは地域に対する愛だと考えます。どんな進路を選び、どんな仕事についても、自分が生れ育ったまちに誇りを持ち、このまちが大好きな子どもたちを育成してまいります。
共感をもった会員拡大及び交流の活性化を行う
私が入会した2014 年は会員数が40 名を越えていました。2024 年の期首会員はそのときの半分にまで減少してしまいました。会員拡大は私たちのLOM にとって急務であり、最優先事項といっても過言ではないと思います。私は会員減少にはたくさんの理由があると思いますが、そのひとつが昨今のコロナ禍で対外事業が減少し、私たちの活動がなかなか地域の皆さまに届きづらくなったことだと考えています。勧誘活動も大切だと思いますが、その裏には私たちの活動をしっかりと共感してもらうことが必要です。今年度は対外的な事業を通して、会員候補者に私たちの活動を共感していただき、一緒にこのまちを創っていきたいと思ってもらえるように努めてまいります。
各種大会への積極的な参加を呼び掛ける
2018年、私は徳島ブロック協議会に委員長として出向させていただきました。そのときの経験は、今の私にとって青年会議所活動だけでなく、仕事や地域活動に大きな影響を与えてくれました。最初は「何で僕がやらんとあかんのやろう」と思っていましたが、委員会や、会員会議所会議で他LOM のメンバーと真剣に対峙しながら事業を構築していると、「僕がやってやろう!」という気持ちに変化していきました。その時のメンバーとは今でも、信頼できるかけがえのない友人となっています。現在、吉野川青年会議所のメンバーは入会歴も浅く、若くてフレッシュなメンバーがたくさんいます。私が経験したように自分のLOMLOM以外のメンバーとの交流を通して、いろいろな価値観を身に付けて欲しいと思っています。そのために、いろいろな人と出会う各種大会などには積極的に参加するように努めてまいります。
責任をもち持続可能な組織運営を行う
私たちが活動するベースには吉野川青年会議所の名前があることを忘れてはいけません。先輩方が50 年かけて紡いでこられた歴史と伝統があります。私たちはこの歴史と伝統を守るだけではなく、つねにアップデートすることを考えなければなりません。持続可能な組織を運営していくために、吉野川青年会議所は新しくなる時代に合わせて組織を柔軟に変化させ、歴史と伝統を更新し続けてまいります。
結びに
青年会議所は本気に向き合えば向き合うほど、多くのものを返してくれると思います。生涯の親友かもしれません。もしくは、地域からの信頼かもしれませんし、子供からの尊敬かもしれません。どれもお金では買えるものではありません。青年会議所はみなに対して平等なのです。メンバーはこのチャンスがもれることなく与えられます。そしてこのチャンスを活かすかどうかは、本気で取り組むかどうかだけなのです。私は吉野川青年会議所のメンバーにチャンスをしっかりと活かしてもらう責任があります。
私は吉野川青年会議所が大好きです。私は自分が住み暮らすこの地域が大好きです。
私たちは活動を通してこの青年会議所を良くできます。この地域を良くすることができます。新しい時代の入り口に立つ私たちが、地域を思いやる情熱と責任を持った行動力でこれからの未来を考え、ともに創っていきましょう。